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ロフトベッドや二段ベッドで寝るとき、困ることの一つが消灯です。というのも、高い場所で寝るロフトベッドや二段ベッドの場合、電気を消すと上るハシゴが見えなくなってしまうからです。でも先にハシゴを上ってしまうと、今度は電気を消せなくなる。高い場所で寝ると、こんなジレンマに陥ってしまいます。
そこでお勧めしたいのが、LEDを使った常夜灯の利用です。常夜灯だと電気代が心配という方も多いと思いますが、消費電力の少ないLEDなら1日8時間毎日使っても、年間の電気代はわずか28円で済みます。しかもLEDの常夜灯は100円ショップでも買えるので、交換費用もほとんどかかりません!
でも、天井に近いロフトベッドや二段ベッドだと、常夜灯が近くてまぶしいのではと疑問に思われるでしょうが、その心配も必要ありません。常夜灯は消費電力の大きさと色で、明るさを調節することが出来るからです。自分に必要な明るさを選んで購入すれば、まぶしすぎて困ることもありませんよ!
そしてもうひとつ、LED常夜灯には大きなメリットがあります。それは、寿命の長さです。小さなお子さんのいる家庭で、常に子供部屋で常夜灯を使っている方なら経験済みかと思いますが、電球式の常夜灯は数ヶ月で切れてしまいます。でもLED常夜灯なら10年は球切れの心配がなく、とても経済的なのです!
このように電気代が安くて購入費用も安く、簡単に交換できてしかも長寿命となれば、ハシゴの上り下りに関係なくぜひ購入したいですよね。そこで今回は、8種類のLED常夜灯の価格と明るさを比較して紹介したいと思います。予算と必要な明るさに応じて、LED常夜灯を選んでください。
それでは今回集めたLED常夜灯について紹介しておきましょう。
0.電球式常夜灯。普通のナツメ球です。明るさの比較にしましょう。
1.Panasonic LED小丸電球 電球色 消費電力0.5w 580円
2.OHM 3LED常夜灯(白色) 消費電力0.7w 390円
3.OHM 3LED常夜灯(黄色) 消費電力0.7w 390円
4.100円ショップ LED常夜灯クリアカバー(白色) 消費電力0.5w
5.100円ショップ LED常夜灯(白色) 消費電力0.5w
6.100円ショップ LED常夜灯クリアカバー(白昼色) 消費電力0.5w
7.100円ショップ LEDナツメ球(黄色) 消費電力0.5w
8.100円ショップ LED常夜灯クリアカバー(電球色) 消費電力0.5w
(100円ショップのLED常夜灯の購入価格は、すべて105円です)
並びは、今回の明るさ比較で明るかった製品から順に並べています。右側の写真もこの順に上から並べているので、実際に写真を見ながら明るさを比較してみてください。ちなみにLED常夜灯は消費電力が高いほど、また黄色や電球色よりも色の白いほど、より明るくなる傾向にあります。
そんなLED常夜灯の中でもっとも明るかったのが、PanasonicのLED小丸電球とOHMの3LED常夜灯(白色)の二つです。この二つは右側の写真を見てもわかるように、消費電力が10倍の電球式常夜灯(5w)と同じ明るさがありました。番号順に並べていますが、色が違うだけで明るさはまったく同じです。
ですがこの二つ、常夜灯としては少し明るすぎるのではないかと思います。これまでも常夜灯をつけて寝ていた人にはいいのですが、管理人のように電気を消して寝ることに慣れた人にとっては明るすぎて寝にくくなるかもしれません。また一つ500円前後と高価なのも、手を出しにくい要因となるでしょう。
逆にこの二つの次に明るいグループ、OHMの3LED常夜灯(黄色)と100円ショップのLED常夜灯クリアカバー(白色)、同じく100円ショップのLED常夜灯(白色)が明るさ的にちょうど良いのではないでしょうか。右側の写真ではかなり暗く見えますが、何がどこにあるのかはっきりわかる明るさがあります。
また明るすぎないので、これまで電気を消して寝ていた人にも違和感なく使えるようになると思います。価格的にも100円であれば試しに購入してみるのにちょうど手ごろな価格ですし、LED常夜灯としての明るさ的にも中間にあるので、明るさを確認する目安としても最適の商品だといえるでしょう。
もし100円の白色LED常夜灯で暗いようであれば、最初に紹介したPanasonicやOHMの明るい常夜灯に買い換えることが出来ますし、逆に明るすぎるようであれば、これから紹介するより暗いLED常夜灯に買い換えるといいですよ。まずは明るさを知る目安として、100円白色LEDを選んでみてはどうでしょうか。
ただし、OHMの3LED常夜灯(黄色)だけは価格が高い上に、明るさは100円の白色LED常夜灯と変わらないので、コスト的にはあまりお勧めできません。常夜灯は電球色(黄色)でないと落ち着かないという人には良い選択になると思いますが、電球色にこだわりがなければあえて選ぶ必要はないでしょう。
では100円ショップで販売されている黄色LED常夜灯はどうなのかというと、これから紹介する最も暗い部類に入る商品が、その100円ショップで販売されている昼白色・電球色と黄色のLED常夜灯になります。右写真を見ていただくとわかりますが、どれもまったくお勧めすることの出来ない絶望的な暗さです。
というのも、同じ明るさのLEDどうしでは、色が濃いほど暗く見えるからです。つまり同じ製品でも白色LEDの方が明るく見え、色が濃い黄色ほど暗く見える訳ですね。写真では100円の白色LEDも昼白色LEDも同じ明るさに見えますが、実際に目で見ると色の濃い昼白色LEDの方が暗く感じます。
さらに暗くて見えないのが、100円の黄色と電球色二つのLED常夜灯です。明るい照明を消した直後では、部屋が真っ暗に感じるほど見えません。暗さに目が慣れてくればベッドの輪郭が見えてきますが、床の上に物が落ちていてもほとんどわかりませんし、ベッドのハシゴにいたってはまったく見えないです。
部屋の電気を消しても、安全にハシゴの上り下りが出来るようにという目的から考えると、100円ショップで販売されている色付きのLED常夜灯は残念ながら使い物になりません。すくなくともハシゴのステップが確認できる明るさで選ぶなら、やはり100円の白色LED常夜灯くらいの明るさは必要でしょう。
もし100円の白色LED常夜灯でも明るくて寝にくいという場合は、クリアカバーのLED常夜灯(白昼色)、LEDナツメ球(黄色)、クリアカバーのLED常夜灯(電球色)の順に暗くなるので、商品選びの参考にしてください。ただし、一番暗い電球色のLEDは本当に暗いので、覚悟の上で購入してくださいね。
以上、8種類のLED常夜灯の明るさを比較してきましたが、同じ0.5wのLEDでも色の違いで明るさにもかなりの違いがあることがお分かりいただけたかと思います。今回の比較を参考にして、ぜひ自分に合った明るさのLED常夜灯を見つけていただきたいと思います。
なお、ベッドの上から見たLED常夜灯の明るさも写真に撮っているので、この下に並べておきます。寝る場所から見た明るさの比較として、参考にして下さい。ちなみに天井の光源に近いのと、ベッド下の影が映っていないため、写真は少し明るく見えますが、明るさの設定は変えていませんので参考までに。
最後に、カバーがクリアータイプのLED常夜灯の欠点について説明しておきます。欠点の一つ目は、セードの付いた照明器具に使用すると、目玉のような模様が浮かび上がってかなり不気味という点。小さいお子さんのいる部屋で使うと、100%泣いて嫌がられると思います(ペンダント式なら大丈夫ですが)。
もう一つが、明るさにムラが出来ること。セードに模様が浮かぶということは、明るさにムラがあるということです。具体的には、瞳に見える部分と虹彩部分は明るく、その間にある影の部分が暗くなります。具体的にはライト直下1mが明るく、その周囲1mほどは暗く、さらに外側はまた明るくなります。
セードに浮かび上がる模様や明るさのムラが気になる人は、カバーがクリアタイプのLED常夜灯は避けた方が良いでしょう。しかし床に布団を敷いて寝る人なら、影の出来る部分に枕が来るように布団を敷けば、常夜灯の明るさを少し低減することが出来るかもしれませんね。
LED常夜灯。画像クリックで、拡大表示します
この部屋でLED常夜灯の明るさを比較します
電球式の常夜灯。明るさの基本にしましょう
Panasonic小丸電球は昼白色に近い色です
3LED白色は昼光色に近く、クールな色合い
3LED黄色から明るさが一段階低くなります
100円のクリアLEDにはある欠点が……
100円の白色LEDがちょうど良い明るさです
100円昼白色LEDから、さらに暗くなります
100円黄色LEDだと影しか見えません
100円電球色では手探りで移動です
カバーがクリアだと明るいのですが……
目玉のような模様が浮かんでかなり不気味