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二段ベッドといえば、一つで二人の子供が眠れる省スペースベッドというイメージがありますよね。確かにその通りなのですが、でも二段ベッドのメリットはそれだけではありません。子供の成長に合わせて、さまざまな顔を見せてくれる二段ベッドには、単なる省スペースベッドとして以上の魅力があります。二人以上のお子さんがいる家庭にはぜひとも欲しい二段ベッドの魅力を、メリット・デメリット含めてご紹介していきましょう。
(便宜上二段ベッドとしていますが、お子さんが三人いるご家庭では「二段」を「三段」と変えてお読みください)
二段ベッドを語る上で外せない最大の長所・メリットは、やはりその省スペース性でしょう。二台のベッドを一台分のスペースで設置できるのですから、これほど効率性の高い・部屋を広く使える家具は他にありません。また、ベッド一台分の価格で二台のベッドが買える経済性もうれしい所です。
ですが、その省スペース性から来る高さが、短所・デメリットにもなります。
布団を干したり直したりするとき、上の段は手が届きにくいです。また窓を塞ぐ形で設置すると部屋が暗くなるので、設置場所には注意が必要です。
それに小さな子供だと、誤って落ちる危険もあります。あと、二段ベッドは大きいので圧迫感があると思われるでしょうが……はい、確かにあります。でもそれは親の目から見た話。子供から見れば、大きくて頼りになる存在です。
効率的で経済的な二段ベッド。でも、二段ベッド購入で喜ぶのは、親以上に子供たちです。もう二段ベッドを見ただけでわかると思いますが、二段ベッドは大きい、高い、立体構造、乗ることも出来る、隠れることも出来る、おまけに布団はフカフカと、子供の大好きな要素がこれでもかと詰まった最高の遊び場。ヘタなおもちゃよりもずっと喜んでくれるのは、立派な長所・メリットでしょう。
ですが二段ベッドは高さがあるだけに、ふざけて遊ぶと怪我をする可能性もあります。そういう意味では、高くて危険なのはデメリットです。ただ、これは最初に親が使い方をちゃんと説明しておけば、ある程度避けられるデメリットですし、子供が使いこなせないならば与えるべきではない家具ともいえます。
子供が二段ベッドを使いこなせるかどうか、判断するのは親の役目です!
二段ベッドは楽しい遊び場であると同時に、他の誰も使わない・入ってこない自分だけの空間、例えるなら「秘密基地」や「お姫様の城」でもあります。
この自分だけの空間を、子供たちはおもちゃやぬいぐるみを並べたり、時にはシールを貼ったり落書きをして、アレンジしようと試みますが、怒らないで下さい。子供はこうやって遊びながら、自分の場所を快適にする方法を自ら考え学んでいきます。また大きくなった時、自分でそのシールをはがしたり落書きを消すことを通じても、色々学ぶのです。そして一人寝を始めるようになるのも、ちょうど自分だけの空間を欲しがるこの年頃だったりします。
二段ベッドのメリットとして、子供の自立心を育てる役割もあります。デメリットは、子供が一緒に寝てくれなくなることでしょうか。うれしいけど寂しい。