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二段ベッド・三段ベッドの購入を考えている方の多くは、お子さんのために購入を検討されている親御さんだと思います。やはり子供の成長と共に長年使うベッドですから、少しでも良い物を選びたいとお思いのことでしょう。ところが二段ベッドも三段ベッドも、一見しただけではどれも同じに見えて、違いがよく分かりません。
そこで二段ベッド・三段ベッドの製品の違いと選び方について、説明したいと思います。購入した後から「あっちの方が良かった~」とならないよう、しっかり各製品の違いを覚えて、子供に合った二段ベッド・三段ベッドを見つけてあげましょう。
二段ベッド・三段ベッドの製品の違いと選び方についてですが、まずは分かりやすいように、製品の外見的特長からどのような種類の違いがあるのか説明します。簡単にいえば、「見た目でわかる製品の違い」についてです。
なお、文章の説明だけでは分かりにくいと思うので、右側にそれぞれ種類の違いに関係した写真とリンクを用意しました。二段ベッド・三段ベッドの種類の違いについてより詳しく知りたい方は、右写真のリンクから実物商品の説明を見ることが出来るので、参考にしてくださいね。
それでは、二段ベッド・三段ベッドの種類の説明をご覧ください。
1.二段ベッドか三段ベッドか(10年後の家族構成や住環境も考えて)
まずは、購入するのは二段ベッドか、三段ベッドかを決めます。普通は子供の数に合わせて、子供が二人なら二段ベッド、三人なら三段ベッドと決めますが、今回はちょっと違う決め方を紹介しましょう。
例えばまだ幼い二人兄弟(姉妹)の場合、上の子は最上段、真ん中にお父さん、一番下にお母さんと下の子という風に三段ベッドを家族で使えば、ベッド一台分のスペースで家族全員の就寝場所を確保することが出来ます。
また三人兄弟でも、上二人の兄弟は二段ベッドで寝て、赤ちゃんは別ベッドで両親と就寝。赤ちゃんが一人寝をする歳になれば二段ベッドに入り、入れ替わりに上の兄が一人部屋に移れば、三人兄弟でも二段ベッドで十分です。
上記の例は少し極端ですが、単純に兄弟姉妹の数で考えず、子供の歳や部屋数、さらには十年後の家族構成や住環境の変化も考えて、家族で相談しながら二段ベッドか三段ベッドかを決めるのがいいと思います。二段ベッドや三段ベッドは、子供の成長に合わせて10年以上は使えますからね。
2.スチール製か木製か(スチール製・木製・ハイブリッドの三種類)
ベッドの材質には、スチールと木の二種類があります。二段ベッド・三段ベッドを購入するなら、お勧めは木製です。なんといっても種類が豊富で、木製のナチュラル色は和洋どちらの部屋にも合いますし、子供用の学習机や椅子も木製が多いので、インテリアのコーディネートも楽に出来るからです。
一方のスチール製は、木製と比べてデザインがスリムでシンプル。必要最低限の家具でスッキリした部屋作りを目指すなら、断然スチール製がお勧めです。ただ木製と比べて機種が少ないという欠点があり、三段ベッドのスチール製はわずか一機種のみしかありません。そういう意味では、残念ながら気に入ったモデルを見つけるのは難しいかもしれません。
またスチールでも木製でもない珍しいモデルとして、スチールと木のハイブリッドという二段ベッドも存在します。もし興味がある方は、右側写真のリンクから実物商品の説明をご覧ください。
3.段構成か親子か(通常の二段ベッドか、収納式の親子ベッドか)
最下段がスライド式の収納ベッドになった二段ベッド・三段ベッドを、親子ベッド(スライドベッド・ペアベッド)と呼びます。親子ベッドは全高を抑えられるので、二段ベッドでも普通のベッドと変わらない高さで使えるメリットがあります。背の低い二段ベッドなら、寝相の悪い子供でも安心して使えますよね。
それに三段式の親子ベッドなら、天井の低い部屋にも入れることが出来るし、各段の高さにも余裕が出来て使い勝手も良くなります。また背が低くなるので、最上段のベッドメイキングも楽に出来るようになります。このように三段ベッドでも、親子ベッドにすれば格段に使いやすくなりますよ。
ただ親子ベッドは、キャスターで引き出すためのスペースが必要な上、出し入れが面倒で出しっぱなしになる可能性が高く、省スペースにはあまり向いていません。また各段は中途半端に高かったり低かったりするので、独立したシングルベッドとして使い難い上、最下段はベッドサイズが小さくてシングルサイズの寝具が利用出来ない物も多いなど、使い勝手の不自由さも目立ちます。
普通の二段ベッド・三段ベッドにするのか、それとも親子ベッドにするのか、それぞれの利点と欠点をよく理解した上で、慎重に選ぶようにしましょう。
4.LowタイプかHiタイプか(ベッドの床下高さ、高い・低い)
段構成の二段ベッド・三段ベッドには、寝床が低い位置にあるLowタイプと、高い位置にあるHiタイプの二種類があります。Lowタイプは下段が低い分だけ頭上空間に余裕があるので、背の高い子供が下段を使うのに向いています。逆に床から高い位置に寝床があるHiタイプは、寝床下に収納ケースを入れることが出来るので、部屋の収納が少ない家庭に向いています。
ただ、Lowタイプは床ぎりぎりの高さに下段ベッドが位置するため、シングルベッドとして利用するときには床の上に箱が置いてあるようなデザインとなり、かなりカッコ悪いです。もし将来シングルベッドとして利用する予定があるなら、Hiタイプを選ぶことをお勧めしたいと思います。
ちなみに二段ベッドには、LowタイプとHiタイプを切り替えて使うことの出来る、高さ調整式のベッドが存在します。これならLowタイプとしてもHiタイプとしても使えるので、どちらにするか悩まなくて済みますよ(三段ベッドには、残念ながら高さ調整式ベッドはありません)。
5.軸組み構造か面構造か(強度とデザインの違い:木製のみ)
木の棒を組み合わせて作る軸組み構造に対し、木の板を組み合わせて作るのが面(パネル)構造です。面構造の二段ベッド・三段ベッドはねじれに強く頑丈ですが、価格が高く、機種もわずかしかありません。軸組み構造は強度では劣りますが、安価で種類も豊富に選ぶことが出来ます。
体重の軽い子供が使うなら軸組み構造でも十分な強度が得られるので、強度にこだわりがなければ、わざわざ高価なパネル構造を選ぶ必要はありません。ただ、パネル構造はデザインが良く、特にシングルベッドとして単独利用する際には、元が二段ベッド・三段ベッドとは分からないくらい自然なデザインとなるので、デザインに注目して選ぶならパネル構造がお勧めです。
6.柱の種類(角柱・丸柱・板柱 強度とデザインの違い:木製のみ)
二段ベッド・三段ベッドの、柱の形の違いです。直径サイズが同じなら、角柱の強度がもっとも強く、次に丸柱、もっとも弱いのが板柱になります。強度的には角柱がお勧めですが、子供が部屋で遊んでいると誤ってベッドの柱にぶつかることもありますが、そんなときには角のない丸柱が安全だといえます。
板柱は薄くてデザイン性に優れますが、薄い木は乾燥で割れやすいし、上下段をつなぐダボの入っている部分は薄い板がくり抜かれている分、強度的に弱くなります。同じ木でも、角柱や丸柱は太いので、割れても亀裂で済みますが、薄い板柱の場合は断裂する危険性があるのであまりお勧めできません。
板柱も十分に安全を確認して製造・販売されていますが、安全性を優先して選ぶなら角柱・丸柱の二段ベッド・三段ベッドを選ぶ方が良いでしょう。
以上、二段ベッド・三段ベッドの種類についてでした。まずは二段ベッド・三段ベッドを選ぶ上で、上記6点の違いを理解するところから始めましょう。どれも見た目で分かる違いなので、デザインや使い勝手の違いも簡単に想像できると思います。そういう意味では、わかりやすい違いではないでしょうか。
それぞれの違いが理解できたら、どの種類が自分の家の環境に合うのか、出来る範囲でいいので選んでみましょう。そうすれば、より具体的に理解することが出来るようになると思いますよ。とはいえ、まだ説明の途中なので、本格的に選ぶのは最後まで読んでからにしてくださいね。
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