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ロフトベッドの組み立て便利帳では、これまで説明してこなかったロフトベッド組み立てに必要な工作の基本知識や、知っていれば役に立つ便利な小技について説明していきます。特にまったく工作経験のない方には、初めて知る内容も多いと思いますので、ぜひ一度目を通していただきたいと思います。
それでは、ロフトベッドの組み立て便利帳をご覧ください!
ロフトベッドには、組み立てに使う道具が最初から同封されています。そのため特に前もって用意しないといけない道具はないのですが、あると組み立てに役立つ便利な道具について紹介したいと思います。
1、はさみとカッター (お勧め)
開梱したり、ダンボールを小さく折り畳むのに必要です。
2、ぞうきん (お勧め)
外箱やパーツの汚れをふき取るのに必要です。
3、マジックペン・ボールペン
付属品一覧に、検品の済んだパーツのチェックを入れるのに必要。
4、古新聞
パーツの角に巻けば、部屋に運ぶとき角が壁に当たっても傷つけない。
古新聞がなければ、梱包ダンボールを千切って角に巻きましょう。
5、梱包用テープ(ガムテープ・ダンボールテープ)
古新聞やダンボールをパーツの角に巻くときに必要です。
6、古い布、いらない布 (フローリング床を傷つけたくない人にお勧め)
パーツを運ぶときに巻いておけば、角が壁に当たっても傷つけない。
ベッドを起こす際、柱の脚に巻けば、引きずっても床に傷が付かない。
起こした後も、ベッドを移動させる際に引きずっても床が傷付かない。
7、軍手
レンチでネジを締めるとき、力を入れても手が痛くならない。
古い布をレンチに押し当てても代用できます。
8、ビニールひも・紙ひも (お勧め)
ダンボールを捨てるとき、括ってまとめるのに必要。
9、いらない空箱など
ネジ類を入れておけば取り出しやすく、紛失を防ぐことも出来る。
ただし手の入る大きさで、使い終わった後は捨てられるもの。
10、ゴミ袋
ゴミを入れるのに必要。ただし梱包の袋をゴミ袋に使えば不要。
11、掃除機
発泡スチロールがボロボロと崩れたとき、掃除するのに必要。
掃除機がなければ、梱包用テープでくっつける方法もあり。
屋外で梱包を開けるときは、発泡スチロールの飛散に注意。
石や砂と混ざると、発泡スチロールだけ集めるのは困難です。
12、作業服・エプロン (お勧め)
作業で汚れてもいい、動きやすい服。なければエプロンでも可。
13、踏み台
小柄な人には、高い場所での作業にあると便利です。
特に完成したベッドに寝具を載せるのに助かります。
14、+ドライバー・-ドライバー
ごく稀に、通常のネジ回しが必要なロフトベッドもあるようです。
ただしほとんどの機種は必要ないので、用意する必要はありません。
必要になった場合のみ、近所の百円ショップで購入しましょう。
組み立てにあると便利な道具として紹介しましたが、実際には組み立て前の準備や、組み立てた後の片付けに便利な道具が多いですね。でも、どれもあれば便利な道具ばかりなので、もしよければ用意してみてください。
すべてを揃える必要はないので、便利そう
だと思うものから集めてみましょう
組み立ては汚れてもいい服で作業をしましょう
エプロンをするだけでも、汚れ方が違いますよ
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踏み台は作業が終わった後も、寝具を乗せ
たり降ろしたりするのに活躍しますよ
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除湿剤(湿気取り)のケースをネジ入れに使っ
ています。ティッシュの空箱も良さそうですね
ロフトベッドの組み立て時に、読まなくなった古い雑誌があると便利です。使い方は、まずパーツを壁に立て掛けたり床に寝かせるとき、パーツの角や突起が床に当たって傷をつける恐れがありますが、雑誌をパーツの下にあてがえば床に傷が付くのを防ぐことが出来ます。
次にパーツとパーツをネジ止めするとき、ちょっとしたズレがあっても雑誌を下敷にすれば、その厚みでズレを解消させることが出来ます。雑誌の厚みの違いを利用すれば、大抵のズレをなくせます。自分でパーツを持ち上げながらネジ止めするより、楽で安全に作業が出来るようになりますよ。
また重たい物を載せると凹んでしまう絨毯や畳でも、ロフトベッドの柱を雑誌の上に載せて作業をすれば、圧力の分散で凹むことはありませんし、畳の場合は無用な傷をつけることなく作業を続けることも出来ます。逆に雑誌に傷が付いても、どうせいらない雑誌なので困ることはありません。
このように床の傷や凹み防止に便利な古雑誌ですが、ロフトベッドの柱を雑誌の上に載せて組み立てる場合は、同じ厚みの雑誌の上に載せるようにしてください。厚みがバラバラだと、組み立てる途中でロフトベッドが傾いてしまい、完成してもガタガタ揺れてしまうかもしれませんからね。
また手軽に手入できる素材として雑誌を紹介していますが、ある程度の柔らかさと軽さがあり、重たいものを載せても壊れない素材であればなんでも結構です。身の回りに使えそうな素材がないか、探してみてください。
(管理人の場合、たまたまそれが書籍・雑誌だっただけです)
本を下敷きにすればネジ穴の高さを合わせら
れるし、パーツが床を傷つけるのも防げます
高い場所でも、ネジ穴を合わせるのに便利
重いパーツを持たず、安全に作業が出来ます
家具を滑らせて移動させるための脚裏シールを、組み立て前のロフトベッドの柱に貼っておくと便利ですよ。通常ロフトベッドを移動させるときは、二人で持ち上げて移動させないといけません。一人では持ち上げられないし、床の上を引きずると床に傷が付きますからね。
でも脚裏シールを貼っておけば、ロフトベッドが床の上を滑るようになるので、一人でも簡単に移動させることが出来るようになります。また床への傷防止のため脚にゴムの付いた柱もありますが、このようなゴム付き脚のロフトベッドでも簡単に滑らせて移動させることが出来るようになります。
ロフトベッドを組み立てた後、部屋の中央から壁際に設置するときに便利ですし、部屋の模様替えをするときにも便利です。部屋の掃除をするときにも、ベッドの後ろ側をきれいにするのが楽になりますよ。また地震の時には、ロフトベッドが滑ってくれると寝ている人が投げ出されずに済みます。
(ベッドが固定されていると、壊れない代わりに人間が投げ出されます)
脚裏シールはロフトベッドを組み立てた後でも貼ることは出来ますが、同じ貼るなら組み立て前に貼った方が断然楽なので、組み立て前に用意しておくのが良いでしょう。お勧めは、自分で自由に切れるシート型。円く切って貼ると、滑りやすくて剥がれ難くなりますよ(角がなくて引っかからないので)。
またベッドに掛けるハシゴのフック部分に脚裏シールを貼れば、ベッドの寝床とフックが擦れて傷が付いたり塗料が剥げるのを防ぐことが出来ます。またハシゴの脚裏にも貼り付けて、ハシゴがずれたり動いたりしても床に傷が付かないようすることも出来ます。
脚裏シールには、フェルトの繊維系とプラスチックの樹脂系があります。樹脂系の方がすべりがよく、絨毯にも使えるのでお勧めです。管理人はフローリングなので繊維系を使っていますが、繊維系でも軽々と動いてくれますよ。ただし樹脂系は、絨毯だと摩擦力が強く使えないので注意してください。
脚裏シールは、ホームセンターや100円ショップで購入可能です。右側にネットショップのリンクを張っておくので、よろしければご利用ください。また組み立ての後に移動させるときだけ動けばいいのなら、ベッドの柱に古布を巻きつければ引きずっても床に傷をつけずに済みますよ。
柱の脚裏にフェルトを貼りました。剥がれ
にくくするなら、丸く切って貼るのがお勧め
ハシゴのフック部分に、濃茶のフェルトを貼り付けてます。あとハシゴの脚裏にも貼ってます
ネットショップでも購入できます。
最安店を探す場合はこちら。
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ロフトベッドを移動させるのに便利な脚裏シールですが、実は和室の畳には利用できないという欠点があります。というのも、畳の目の凹凸に引っかかって剥がれたり、逆に畳の目を引っかいて傷付けてしまうからです。こんなときは、梱包のダンボールを和室に広げて、その上を滑らせましょう。
ロフトベッドを梱包していたダンボールは、広げて並べるとロフトベッドの設置面積の数倍の広さになります。これをあらかじめ畳の上に敷いて広げておけば、組み立てる際に畳を傷つけずに済みますし、表面は滑りやすいので一人でロフトベッドを移動させることも出来るようになります。
もしゴム付き脚のためにダンボールの上を滑らない場合は、便利帳その1で紹介したように脚に古布を巻きつけてゴムを覆えば、ダンボールの上を簡単に滑らせることが出来るようになります。組み立ての際の傷防止や、組み立てた後の移動のため、ダンボールを広げるのはとても有効ですよ。
ダンボールを敷く際の注意点として、まず外箱がとても汚れています。目に見える汚れがなくても、倉庫を引きずったり地面の上に並べられていたりしているので、必ず雑巾できれいに拭きましょう。また箱を留めているステープル(大きなホチキスの芯)は、畳を傷つけるので外しておきましょう。
あと、複数枚のダンボールを敷いたときは、各段ボールを梱包テープで繋ぎ合わせておけば、ズレたり段差に引っかかったりせずに済みますよ。
畳の目や縁が引っかかるので、和室で
ロフトベッドを引きずる作業は出来ません
寝床の梱包材は畳一枚より大きいので、
裏表二枚を敷けば作業スペースに十分
和室にロフトベッドを設置すると、ベッドの細い柱が重みで畳に食い込んでしまい、畳を傷つけると同時にベッドが揺れる原因にもなります。これを避けるには、木の板を柱の下に敷くのが有効です。畳に掛かる圧力を点から面に分散することで、柱が畳に食い込むのを防いでくれるからです。
板は広いほど圧力の分散能力が高くなりますが、広すぎるとつまずいて危険なので10~15cm四方くらいが良いでしょう。また薄すぎると反ってしまって圧力分散効果が薄れるので、1cmくらいの厚さを選びましょう。素材は入手性が高く和室にも合う木の板が、プラスチックよりも良いと思います。
木の板は100円ショップやホームセンターで簡単に購入することが出来ます。特にホームセンターでは木材の無料カットをしてくれるお店もあるので、小さな板を四枚購入するよりも、一枚の長い板を四枚にカットしてもらった方が安くつく場合もありますよ(各柱に一枚ずつ、合計四枚必要です)。
また絨毯が凹むのを和らげるのにも板を敷く方法は有効ですが、元々絨毯はやわらかい素材なので完全に凹みを抑えることは出来ません。でも何もしないよりかは良いと思います。絨毯の上には木の板より、プラスチック素材の方が向いているかもしれませんね。
プラスチック素材の板は、ホームセンターでアクリル板が購入できます。右側に、木とプラスチックの板を購入できるサイトを紹介しておきます。でも木もプラスチックもたくさんの種類があるので、できればホームセンターや100円ショップで実物を見ながら選んで欲しいと思います。
ベッドのゆれ防止にも、板を敷くのは有効
ですよ。和室には木が似合いますね。
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洋室なら、オシャレに透明なアクリル板は
どうですか? 四枚だと少し高価ですが。
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ロフトベッドの組み立てには必ずネジを使うので、ネジの種類とネジを締める道具の使い方を説明しておきましょう。これを知っていると便利というよりも、知らないと組み立て自体が出来ませんので、しっかりと覚えてくださいね。知っている方も、復習をかねて見ていただければと思います。
まずL字型の細長いのが、六角棒スパナです。断面が六角形をしていて、同じく六角形の穴の開いたネジを回すことが出来ます。この棒スパナは、ネジを仮締めするときは短辺を、本締めのときは長辺を手に持って回します。テコの原理で、長辺を手に持った方が強い力で締められるからです。
次に、六角形をした雌ネジがナットで、このナットを挟むように保持して締める道具がスパナです。スパナは右写真のようにナットを挟み込み、回転させることでナットを締めていきます。ロフトベッドに付属するスパナは薄くて力を入れると手が痛くなるので、軍手を着けて回すと楽ですよ。
またネジやナットの他に、ワッシャー(座金)と呼ばれるリング状の金具が二種類入っています。平らなのが平ワッシャー、一部が切れてらせん状になっているのがスプリングワッシャーです。ワッシャーを入れる箇所は、組み立て説明図に書かれているので、よく見て間違わないようにしてください。
なお、平ワッシャーとスプリングワッシャーには約束事があります。それは、ネジ止めする対象物に直接触れるのは平ワッシャー、その外側にスプリングワッシャー、一番外側がネジもしくはナットということ。右写真でも、中央から平ワッシャー、スプリングワッシャー、ナットの順に外側へ並んでいます。
スプリングワッシャーを取り付けるのは、ネジの頭側のときもあればナット側もあり、特に決まりはありません。その都度組み立て説明図で確認してください。またネジを入れる向きも、外側から入れて内側でナット締めのこともあれば、内から入れて外側でナット締めのこともあるので、ネジを上下内外のどちら側から差し込んで締めるのかも説明図でよく確認してください。
ちなみに、スプリングワッシャーを使う箇所は非常に少なく、商品によってはまったく使わないこともあります。ですので購入したロフトベッドにスプリングワッシャーが入っていなくても、欠品や不良品ではありませんのでご安心ください。もちろん、平ワッシャーを使わないネジ締め箇所もありますよ。
これは持つ方が長く、本締めするときの差し方
仮締めのときは、逆に短辺を持つようにする
六角ナットを締めるスパナ。スパナの先端には
六角形のナット(雌ネジ)を保持しています
右からネジが伸び、平ワッシャー、スプリング
ワッシャー、ナットの順に左へ向かいます
ロフトベッドの組み立て方法の中では、仮締めと本締めについて説明しましたが、ネジを締める順番についてまだ説明していなかったので、この場で追加の説明を行いたいと思います。ネジを締める順番とは、一つのパーツを複数個所でネジ止めする際に、どのネジから締めるかという順番です。
このネジを締める順番についてですが、本締めを行うときは対角線上の順にネジを締めていきます。たとえば、四隅のネジを締める場合は、左上を締めたら次は右下、左下を締めたら次は右上、という具合です。対角線上に交互に締めることで、ズレや歪みなくパーツを取り付けることが出来ます。
また一度で硬く締めてしまうより、2~3回に分けて締めるのが効果的です。まずは四隅の仮締めをし、その後に四隅の本締めをし、その後さらにゆるみがないか確認のため四隅を締め直す感じです。これを対角線上に締めていきます。ここまですれば、ネジ締めも完璧です。
右図のように複数パーツの取り付けでは、まずすべての箇所を仮締めし、一方のパーツを少し固めに締めた後、次のパーツを少し固めに締め、今度は前のパーツに戻って固く締め、最後に次のパーツを固く締めるという方法が理想です。①~⑧を締めたら、さらに①~⑧を締め直す感じですね。
とはいえ、仮締めと本締めさえしっかり出来ていれば、ネジを締める順番はそれほど神経質にならなくても大丈夫です。仮にバラバラの順番でネジ締めを行っても、ズレや歪みは発生しないでしょう。もちろん対角線上に締めてもらった方がいいのですが、忘れていてもやり直す必要はありません。
今回の説明は、あくまでこういう締め方もあるという程度に覚えておいてもらえればそれでいいです。もし丁寧に組み立てたいなら、この対角線上に締める方法を試してください。ただしネジを締める順番は守らなくても大丈夫ですが、仮締めと本締めだけは面倒くさがらず、かならず行ってくださいね。
対角線上にネジを締めるなら、打ち始めの
場所はどこから始まってもかまいません
今回も、ネジを締める順番のお話です。といっても、前回と違って今回はとっても真面目な話です(いやっ、前回も真面目な話でしたけど)。それではまず、右写真を見てください。寝床とサイドフレームの取り付け作業を説明したときの写真ですが、ネジを締める場所二箇所に○印を付けています。
それでは突然ですが、ここで問題です。寝床とサイドフレームの取り付けを行う際、黄○印と水色○印のどちら側からネジ締め作業を行うのが正しいでしょうか? これはネジを締める際の常識的な問題なので、普通に考えて答えてもらえれば結構です。変に勘ぐったりしなくても大丈夫ですよ。
それでは、問題の答えを発表しましょう。答えはとても簡単、黄○印の側からネジ締め作業を行います。どうして黄○印からネジ締め作業を始めるのかというと、ネジ締め作業は高い場所から始めるというのが常識だからです。では高い場所と低い場所で、ネジ締め作業がどう違うか説明しましょう。
まず高い場所からネジ締め作業をすると、寝床が倒れないように掴みながらネジ締め作業も同時に行うことが出来ます。それに寝床の上部をネジ締めすれば、寝床から手を離しても倒れなくなるので、低い場所のネジ締め作業も両手で出来るようになります。とても安全で、効率的ですよね。
ところが低い場所からネジ締め作業をすると、左手は常に寝床が倒れないように掴んでいないといけないので、ネジ締め作業は右手だけで行うことになります。しかも寝床が倒れるといけないので、ネジ締め作業だけに集中することも出来ません。これではとても危険で、効率の悪い作業になります。
このように、高い場所からネジ締め作業をした方が安全で効率的なのです。これは寝床とサイドフレームを取り付けるときだけの話ではなく、ネジ締め作業をするとき全般にいえる話です。ですのでネジ締め作業をするときは、高低があれば必ず高い方からネジ締め作業をするようにしてください。
黄○印と水色○印、どちらからネジ締め
をするのが正しいでしょうか?
落とす危険のある高い場所にわざわざネジを
置くのは、床にネジを並べると低い場所から
ネジ締め作業をしてしまうかもしれないから
ターンバックルとは、ベッドが揺れないようにする筋交い(ベッドに斜めに張られた金属棒)の中心についている金具のことです。この金具は中心部分を回転させると伸びたり縮んだりして、筋交いに張られているワイヤーをゆるまないようにしてくれる役割があります。
ターンバックルの付いた筋交いは、通常二つ一組でX型に張られています。これはロフトベッドの枠構造を対角線上に引っ張ることで、枠が変形しないようにしているからです。ただしターンバックルはとても強い力で筋交いを引っ張るので、使い方を誤るとベッドを歪ませてしまう危険性もあります。
ターンバックルがベッドを歪ませないようにするためには、次の二点を必ず守ってください。まず一つ目は、ロフトベッドのネジを本締めするまでは、決してターンバックルをきつく締めないこと。というのも、仮締め中に筋交いを引っ張ると、その力でパーツ(ベッド)の枠が歪んでしまうからです。
次にターンバックルを締めるときは、X型の両方を同じ力で締めていくこと。一方だけをきつく締めると、枠が歪んでしまいます。一方のターンバックルを少し締めたら、もう片方も少し締める。これを何度も繰り返しながら、筋交いを張ってください。片方だけをいきなり強い力で締めるのはダメですよ。
このように、ターンバックルを使った筋交いでは、パーツのネジを本締めした後に、X型に張られた両方を同じ力で締めていくという方法を必ず守ってください。この方法を知らずに組み立てると、ロフトベッドが歪んでしまうので注意してくださいね。
多くのロフトベッドは、筋交いにターンバックル
を使います。使わない方が少数派ですね。
ターンバックルはパーツを本締めした後、
交互に少しずつ締めて調節してください
ロフトベッドの組み立て・設置サービスは、ご存知ですか? この組み立て設置サービスを購入店で申し込んでおけば、商品の配達から部屋への運び込み・組み立て・設置・後片付けまで、すべてを配送員が行ってくれます。もう部屋への運び込みや、組み立てに困る必要はないのです!
組み立てに不安のある人はもちろん、組み立てる時間のない人や、一人での搬入が難しいと感じている人には、とても助かるサービスです。でも、組み立て設置サービスの良いところは、それだけではありません。万が一の「保険」という役割もあるからです。
たとえばロフトベッドを購入したけれど、一人で部屋に運び込めない、上手く組み立てられない、完成したけどなぜがベッドが揺れてしまうなど、トラブルが発生して困ることがあるかもしれません。でも組み立て・設置サービスでは、プロが搬入・組立を行うのでそんなトラブルも防ぐことが出来ます。
もしロフトベッドの組み立てが夜になっても終わらず、ベッドは完成しないし寝る場所もない、なんてことになったらどうしますか? そうした可能性をなくしてくれるのも、組み立て・設置サービスの良いところです。つまりサービスを申し込むということは、手間と時間と安心を購入するということですね。
組み立てに自信のない人だけでなく、忙しくてなかなか休みの取れない人や、トラブルが発生したときの不安が大きい人は、組み立て設置サービスを頼んでみるのも良いのではないでしょうか。実際にトラブルが発生した後からでは、組み立て・設置サービスは申し込み出来ませんからね。
組み立て設置サービスを希望する場合は、購入時の申し込みが必須となります。でもサービスはお店によって料金が異なるし、お店によってはサービス自体を行っていない場合もあります。ですのでロフトベッドを購入する前に、必ずサービスの有無と料金を事前に確認するようにしてくださいね。
搬入・組み立ての手間が要らず、作業は迅速
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どうでしょうか、役に立つ方法・役に立たない方法いろいろあったと思いますが、たくさんのことを知っておけばそれだけ安全・確実にロフトベッドの組み立てが出来るようになります。ロフトベッドの組み立てでなくても、他の家具の組み立てで役立つかもしれないので、もしよければ覚えておいてください。
また今回紹介した組み立て方法は、ロフトベッドを安全・確実に組み立てるためのものであると同時に、楽に組み立てるための方法でもあります。たとえば重たいベッドを担いで動かすより、床やダンボールの上を滑らせた方が安全だし床を確実に傷つけずに済みます。そして何より、楽に作業できます。
ただし、これは安全・確実に作業をする結果として楽が出来る訳で、楽をするために危険で不確かな作業をすることだけは止めてくださいね。たとえば高い所に手が届かないからといって、雑誌を積み上げて足場にしたりすると、滑ったり崩れたりして怪我をする危険がありますからね。
このようなことにならないようにするため、まずは安全・確実に作業を進めることを第一に考えるようにしましょう。そのうえで楽に作業が出来る方法があるなら、どんどんその方法を取り入れましょう。安全・確実・効率的に作業が出来るなら、楽に出来ること自体は悪いことではありませんからね。
それでは、これまで説明してきた組み立て方法を活用しながら、安全・確実・効率的な組み立て作業を行ってください。無事にロフトベッドが完成することを、お祈りしております。
あなたの部屋を作るのは、あなた自身です
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以上、「ロフトベッドの組み立て便利帳」についてでした。これにて「ロフトベッドの組み立て方」の説明はすべて終了となります。ここまで読んでいただきまして、誠にありがとうございました。
ロフトベッド組み立て方法の説明はこれで終わりですが、今度はみなさんが実際にロフトベッドの組み立てを行う番です。これまで説明してきたことをよく理解して、安全・確実な作業を行って組み立ててくださいね。
決して無理はせず、一つ一つの作業を丁寧に行っていきましょう。間違いや失敗の多くは、「これくらい、大丈夫だろう」という気持ちから生まれます。もし「これくらい」と思うことがあったら、「これくらいと思う心がミスを生む」ということを思い出してください。時間や手間がかかっても、丁寧すぎるくらいの作業を心掛けましょう。
ロフトベッドを買ってよかったと思えるのは、怪我も事故もなく無事に組み立てが終わった後ですからね!