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「ロフトベッドの組み立て開始」では、サイドフレームに寝床を取り付けたところ(組み立て説明図2番)で説明が終わっていたので、今回は転落防止柵を取り付けるところ(組み立て説明図3番)から続きを始めましょう。
残りの作業は転落防止柵と筋交いを付けるのみですが、今回は組み立て作業中に起こしやすい失敗と、失敗を起こさないようにするための方法を中心に説明していきますので、説明内容は前回より広範囲にわたります。ロフトベッドを組み立てる上での要注意事項の説明となるので、前回以上にしっかりと読んでくださいね。
なお、組み立ての説明がよりわかりやすいように、今回組み立てるロフトベッドの組み立て説明図を下に掲載しています。画像をクリックすると拡大図を見ることが出来るので、説明の参考にご覧ください。
ロフトベッドを起こすことが出来たら、次は転落防止柵の取り付けです(組み立て説明図3番)。柵はロフトベッドの高い場所に取り付けるので、踏み台を用意しておくと便利ですよ。ただし、小さかったりグラグラ揺れる踏み台は、かえって危険です。しっかりとした足場で作業をするようにしましょう。
それでは柵をロフトベッドの寝床に上げ、ネジで固定しようとすると・・・・・・柵が入らない? ロフトベッドの柱と柱の間、奥側の③に位置する柵を取り付けようとするのですが、どうしても柱と柱の間に柵が入りません。転落防止柵の長さに対して、柱と柱の間隔が狭すぎるようで、つっかえてしまいます。
それでは、ここで問題です。どうして転落防止柵は、柱と柱の間にぴったり入れることが出来ないのでしょうか? 柵のサイズが長すぎるのでしょうか?それとも寝床のサイズが短すぎるのでしょうか? 他に何か原因があるのでしょうか? みなさんはどうして柵が入らないか、原因がわかりますか?
実際にロフトベッドを組み立てていると答えはすぐにわかりますが、組み立て説明を読んでいるだけでは答えはわかりにくいかもしれませんね。というのも、柵が入らなくなってしまった原因は、前回の作業内容にあるからです。つまり二番の組み立て説明図に、ヒントが隠されていることになります。
答えはとても単純なので、あまり深く考えないでくださいね。答えの発表は、この次に続きます。
奥側の、柱と柱の間に取り付ける柵が入りません。柱と柱の間隔に対し、柵が長すぎます。
こちらは、無事に取り付けが終わった後の写真。柵が入らなかった理由は、とても単純。
それでは、先ほどの答えを発表しましょう。答えはとても簡単、サイドフレーム(柱部分)と寝床をきつく固定しすぎて柱と柱の間隔が狭くなり、転落防止柵が入らなくなってしまったのです。もともと寝床と柵は同じ長さですが、柱と寝床が強い力でくっつきすぎると、柵の入るゆとりがなくなってしまうのです。
逆に考えると、柱と柱の間が広くなれば、転落防止柵も簡単に入るという訳ですよね。では、どうすればいいか? 柱と寝床をくっつけているネジを、緩めればいいのです。柱と寝床が離れれば、柵の入るゆとりが出来ます。柵が入れば、寝床と柵を一緒に柱へネジで固定すれば問題は解決です。
ただし、ネジを緩めるのは、転落防止柵が入るゆとりが出来る程度でかまいません。ネジを完全に外してしまうと、ロフトベッドが分解してしまう恐れがあるので、ネジを緩めるのは必要最低限にしておきましょう。また柵の取り付けに気をとられて、緩めたネジを締め直すのを忘れないようにしてくださいね。
今回のようにネジをきつく締めることによってパーツの間隔が狭くなり、他のパーツが入らなくなるのは、実は組み立て作業ではよく起こる現象です(ロフトベッドの組立作業以外でも)。もし組み込むパーツが狭くて入らないときは、無理に押し込まず、どうすれば広くなるか、あわてず冷静に原因を考えて対処しましょう。何かトラブルが発生しても、必ずどこかに原因がありますからね。
ネジを締めるということは、パーツとパーツを押し付けること。それだけ間隔も狭くなります。
転落防止柵と寝床はネジ穴の位置が近い
ため、同時にネジを締めないといけません
奥側の転落防止柵が無事に取り付け出来たら、今度はもう一方(手前側)の転落防止柵を取り付けましょう。こちらの柵は奥側と違い、柱と柱の間に挟まれていないので、先ほどのような問題が発生することはありませんよ。大きなパーツを高い場所に取り付けるので、作業は慎重に行いましょう。
さて、本来なら柵が付いてロフトベッドが完成するはずだったのですが……新たな問題が発生してしまいました。ネジが一本足りないのです。柵を取り付けるのに必要なネジが、どうしても一本見当たりません。検品の時には足りていたはずなのに、いったいどこに消えてしまったのでしょうか?
それでは、ここで問題です。管理人が最初に検品したときにはちゃんと足りていたネジが、ロフトベッド完成間近になって足りないことに気が付きました。ネジ類の小物管理はしっかりとしていたのに、どうしてネジが足りなくなってしまったのか、その理由を考えてみてください(本数は気にしないでください)。
これだけではわかりにくいので、ヒントを二つ。一つ目は、ネジが足りなくなったのは、紛失したからではありません。ネジを「なくした」のではなく、「足りなくなった」のです。もう一つのヒントは、組み立て説明図と右写真のロフトベッドをよく見比べてください。どこか違うところがあります。その違いがヒントです。
答えの発表は、この次に続きます。
高いところでの作業は気をつけてください
上の3番説明図と見比べると違うところが……
それでは、先ほどの答えを発表しましょう。答えはとても簡単、パーツの取り付け向きを間違えていたから。組み立て説明図とロフトベッドの写真を見比べると、サイドフレームに取り付けてある筋交いの向きが逆になっていることがわかると思います。この向きの違いが、ネジが足りなくなった原因でした。
元々このロフトベッドは、筋交いと柱と補強バーの三パーツを、一本のネジで固定する作りになっています。ところが筋交いの向きを間違えると、柱と補強バーの二パーツしか固定できません。そのため筋交いを固定するネジが、一本足りなくなります。しかも左右両方なので、合計二つネジが足りなくなります。
でもこのロフトベッド、親切に予備のネジが一本多めに入っていました。そのため二本足りなかったネジは、一本だけ足りない状態になったという訳です。でもどうしてこんな単純ミスを犯したのかというと、その答えもとても単純。販売サイトのロフトベッド写真では、筋交いが逆方向に付いていたからです。
右の広告写真もそうですが、販売サイトでもサイドフレームの筋交いは、奥から手前へ下がるように取り付けられています。管理人はこのロフトベッドをデザインの良さで(筋交いの向きも含めて)購入を決めていたので、当然のように販売サイトの写真と同じデザインにロフトベッドを組み立ててしまったのです。
でも組み立て説明図では、正しい筋交いの向きは写真と逆になっているんですよね。もちろん管理人も、しっかり説明図を見て組み立てていましたが、思い込みが強すぎて筋交いが逆になっていることに気が付きませんでした。いくら説明図を見ていても、ただ見ているだけではダメということですね。
黄色い線で囲った筋交いの向きが正しい方向
この広告でも筋交いの向きが逆です。
右下の正しい図は後からの追加です。
実は管理人と同じ間違いをした人がたくさんいたようで、このロフトベッドの口コミ情報ではネジが一本足りないという書き込みがたくさん見受けられます。その後販売店でも対応に乗り出し、販売サイトには筋交いの向きに関する注意とネジの検品強化の説明、広告にも正しい図が掲載されるようになりました。
(管理人が購入したときには、この注意書きと図はまだありませんでした)
このようにロフトベッドの商品イメージが先行していたり、よく見ているつもりでも見落としがあると、上手く組み立てられないトラブルに見舞われます。今回の事故を特殊なケースとして捕らえず、皆さんが違うロフトベッドを購入して組み立てるときにも起こりうる事故として、しっかり覚えて欲しいと思います。
ロフトベッドの組み立てを行う際は、しっかりと説明図を見て、作業内容を把握する。もし組み立てが上手くいかないときは、もう一度説明図をしっかり見直す。説明図を見てもわからなければ、パーツを見比べてどうすれば上手く組み立てられるか推測する。これで大抵のトラブルを防ぐことが出来るはずです。
また今回はネジが足りなくなることで間違いに気が付きましたが、ネジが足りていれば間違いに気が付かなかったと思います。もし間違いに気がつかないまま完成し、そのままロフトベッドを使い続けていたらどうでしょうか? それがもし、安全にかかわるような重大な間違いだったら?
このような恐ろしいことにならないためにも、しっかりと組み立て説明図を見て、作業内容を理解しながら組み立てるようにしましょう。パーツの向きを間違えただけでも、組み立ては出来ませんからね。でも、せめてもう少し説明図がわかりやすいか、日本語で注意書きがされていたら……とも思いますが。
一本のネジで、柱・フレーム・筋交いの三つ
を固定する特殊な締め方もわかり難い原因
この説明図から一本のネジで、三つのパーツを固定することを読み取るのは不可能なので、三つのパーツに対してネジ穴が一つしかない事実から一本のネジで締めると推測します
ネジが一本足りない問題も、組み立て説明図をよく見直すことで解決し、無事に転落防止柵の取り付けを終えることが出来ました。続く筋交いとハシゴの取り付け作業(組み立て説明図4番と5番)も問題なく順調に完了し、これでようやくロフトベッドも完成です。どうも、お疲れ様でした。
ロフトベッドが完成して、これで組み立て方法の説明も終わりと思っているところを申し訳ないのですが、実はまだ説明は終わっていません。というのも、ロフトベッド(大型家具)を組み立てるうえで絶対に知っておいて欲しい大切な説明を、まだしていないからです。その説明を、これからしていきましょう。
ロフトベッドを組み立てるとき、多くの人はパーツを一つずつ取り付け、その都度パーツが外れないよう、しっかりとネジを締めて固定しながら組み立てると思います。ネジが緩んでロフトベッドが揺れたり、突然分解してしまうと怖いですからね。でも、この組み立て方法が間違っているとしたら、どうでしょうか?
それではここで、最後の問題です。先ほど説明した組み立て方法は、一見すると正しいように思えるのですが、実はロフトベッド(大型家具)を組み立てる方法としては間違いがあります。それは、どこでしょうか? これはロフトベッドの組み立てに限らず、さまざまな物を組み立てる上でもいえる間違いです。
ヒントを出しますと、上記方法にて組み立てをすると、ロフトベッドが歪んで揺れるようになってしまったり、最悪の場合はネジ穴が合わず、組み立てられなくなる可能性もあります。では、どうしてロフトベッドが歪んでしまうのか、その理由が分かれば上記の組み立て方法の間違いにも気がつくと思います。
答えの発表は、この次に続きます。
ロフトベッドは完成しましたが、組み立て
方法の説明はまだまだ続きます。
パーツが外れないよう、しっかりネジを締めて
固定しますが、実はこの組み立てには問題が
それでは、先ほどの答えを発表しましょう。答えはとても簡単、パーツを一つずつ取り付けて固定する方法が間違っています。というのも、パーツを一つずつその都度固定していくと、向きや角度が微妙にズレた状態でくっついてしまい、最終的にはネジ穴が合わずロフトベッドを組み立てられなくなるからです。
たとえば組み立ての際に1℃でもパーツがズレると、1m先では17.5mmのズレ、2m先では35mmものズレになります。しかもパーツの数だけ複合的にズレは進みますし、もし合わないネジ穴を無理にくっつけて組み立てを続けようとすると、各パーツ(ロフトベッド全体)が歪んで揺れるようになってしまいます。
これを避けるためには、各パーツがズレないように組み立てる必要があります。そのためには、まず各パーツを並べてゆるく締め(仮締めといいます)、正しい位置に繋ぎ合わせます。正しい形が出来たところできつく締め直せば(これを本締めといいます)、ズレや歪みのない組み立てが出来ます。
要は、個別に固定してズレが発生するなら、各パーツを仮締めで繋ぎ合わせてズレが発生しないようにし、それから本締めで固定しようということです。裁縫でも、布地を待ち針で仮止めして形を整えてから、縫い合わせていきますよね。それと同じことを、ネジを締める強さの違いで行っている訳です。
ですが、いくら仮締め・本締めを行っていても、ロフトベッドが歪んだ状態で仮締めをしてしまうと、本締めをしたときにもズレた形のままになってしまいます。つまり、いかに正しい形で各パーツを繋ぎ合わせるかという問題が新たに発生するのですが、実はこの問題には単純で効果的な方法があります。
その方法については、この次に続けて説明を行いましょう。
たとえ1℃のズレでも、ネジ穴は合わないし
無理に合わせると歪み、揺れるようになる
(4色の棒は、すべて同じ長さ・太さです)
固定していないので、ネジ穴はズレない
ネジが入っているので、締めてもズレない
まずは、右図をご覧ください。二つのロフトベッドが描いてありますが、実はこの二つは向きが違うだけのまったく同じ図です。でも左側はズレがわかりにくいのに対し、右側はズレがよくわかりますよね。これは現実でも一緒で、倒れていたり寝かせている状態より、立っている方がズレがよくわかります。
さらに、床の上に広げている状態のロフトベッドはまったく動きませんが、立てたロフトベッドはズレや歪みがあると自らそれを直そうとする力が働きます。ちょうど組み立て途中のロフトベッドを床から起こすとき、最後に自力で立とうとして体が引っ張られますよね。あのときと同じ力、復元力が働くからです。
ここまで説明すればお分かりかと思いますが、ロフトベッドを組み立てるときは床の上で安全に仮締めを行い、本締めをするときはロフトベッドを立ててズレや歪みを矯正してからネジ締めを行えばいいのです。たったこれだけのことで、歪みのないロフトベッドを組み立てることが出来るようになります。
もちろんパーツを繋ぎ合わせたロフトベッドをただ立てただけでは正しい形にならないので、ロフトベッドを揺らして復元力が働くきっかけを作ったり、目視で微調整をする必要はありますが、床の上に広げて組み立てていた状態よりもずっと簡単・確実に、正しい形で組み立てることが出来るようになります。
また右図では柱部分(サイドフレーム)を使って説明していますが、たとえばサイドフレームと寝床を取り付けるときや、筋交いを取り付けるときなど、あらゆる場面でこの法則は成り立ちます。ですのでロフトベッドを組み立てる際には、寝かせて仮締め、立てて本締めをかならず実行するようにしてください。
また仮締め・本締めをせずにロフトベッドを組み立てた人は、かならずロフトベッドを揺らしてみてください。斜め方向に揺れやすいとか、異常に大きな軋み音がする場合は、ロフトベッドに歪みが発生している可能性があります。特に筋交いが入っているロフトベッドが揺れる場合は、この可能性が大きいです。
揺れのある場合は、まずすべてのネジを緩め、次にサイドフレームと寝床のネジをしっかり締めて固定し、続けてそれ以外のネジも締め、最後に筋交いをしっかり締めて固定しましょう。組み立てが終わった後でも、この方法で仮締めと本締めはやり直しが出来るので、もしロフトベッドが揺る場合は行ってみてください。揺れが収まるか、減少すると思いますよ。
左図は横倒しではなく、床の上に広げている
と思ってください。右図は立っている状態です
上部に重い物を乗せた方が安定するので、
このときに本締め出来ればより効果的です
ロフトベッドが完成したら、柱やフレームを押し
たり揺さぶったりして、歪みがないか確認を!
ロフトベッドに揺れがないことをしっかり確認できたら、今度こそロフトベッドの組み立て作業はこれにて終了です。あとは寝具をセットし、移動していた家具を戻せば、これで組み立ての説明も終了です。でもその前に、何か忘れていることはありませんか? アレが、まだ終わっていないんじゃないですか?
そう、アレとは梱包材の後片付けです。たかが後片付けと侮ってはいけません。通常の商品であれば、箱を一つ潰せば終わる梱包材の後片付けも、ロフトベッドの場合は大型ダンボール、発泡スチロール、ビニール、気泡緩衝材(プチプチ)など、大量のゴミが発生するからです。
特に要注意なのが、ダンボールと発泡スチロール。というのも、地域によっては資源ゴミに指定されていて、決まった回収日にしかゴミを出せないからです。もし次の回収日がずっと先なら、その日まで保管しておかないといけません。大きなゴミをしかも長期間保管するのは、とても邪魔になります。
ですので、もし日程に余裕があるならゴミ回収日の前日にロフトベッドの配達を依頼し、その日の内に組み立てを終わらせてしまうのがいいでしょう。そうすれば次の日がゴミ回収の当日なので、大量のゴミを保管せずに済みます。ゴミの回収日は、お住まいの市町村サイトから確認することが出来ますよ。
またロフトベッドのパーツは、透明なビニール袋に入った状態で送られてくると思いますが、この袋は大量に出るゴミを入れるゴミ袋として活用できるので、一番大きな袋は破かずきれいに開けましょう。あと二番目に大きな袋は、発泡スチロールを入れるゴミ袋として分けて使うといいですよ。
とにかくロフトベッドは、かなり大きな梱包で届きます。それに比例して、出る梱包材のゴミも多くなります。ですのでゴミを捨てるための準備も、しっかりしておきましょう。大量のダンボールや発泡スチロールを、いつ・どこに捨てればいいのかわからない、なんてことのないようにしましょうね。
梱包を畳んだ所。それでも75x75cmの大きさ。
比較のため、元の梱包も薄く映しています。
地元の「ごみの出し方」を参照してください。
分別する種類と回収日がわかります。
まとめ.以外に多くの注意が必要です
今回は、ロフトベッドの組み立てで起こしやすい失敗を中心に説明してきました。実際に組み立てを行う作業の説明と比べると、方法論についての説明が多くなってしまい、内容的にはつまらなかったかもしれません。ですがどれもロフトベッドを組み立てる上で大切な内容なので、しっかりと覚えてくださいね。
そんな大切な内容の中でも、もっとも重要となるのが「仮締め・本締め」についての説明です。仮締めである程度の形を作り、その上で本締めをしてしっかり固定するという組み立て方法は、ロフトベッドを組み立てる上で絶対に必要となる作業なので、これだけは必ず覚えておいてください。
この仮締めと本締めをしっかり行っていれば、今回の最初に説明した転落防止柵が入らなくなるような問題も、未然に防ぐことができるようになります。どのパーツを取り付けてから本締めをするか考えながらロフトベッドを組み立てれば、ネジを締めすぎてパーツが入らなくなるなんてことは起こりませんからね。
ただし本締めをするときは、どれだけパーツがそろったところできつく締めるか、ちゃんと頭で考えなければいけません。たとえば説明図の区切りで本締めをすると、サイドフレームと寝床を先に本締めしてしまうことになり、転落防止柵を取り付ける際に、またネジを緩めないといけなくなりますよ。
間違いをしないためには、説明図をよく見て組み立てましょうと説明しましたが、ただ見るだけではなく自分で考えながら見ることも大切です。作業の流れを把握すれば、どこで本締めをすればいいかだけでなく、トラブルが発生したときにもどこが原因なのかすぐにわかるようになりますからね。
これまでロフトベッドの組み立て方法について、たくさんの作業方法や注意点を説明してきました。それらをもう一度、どうしてその作業が必要なのかを考えながら読み直してみてください。言われたからするのではなく、どうしてするのかがわかれば、同じ作業でもより安全・確実に出来るようになりますよ。
仮締めと本締めをしっかりと行っていれば、
柵が入らないといった問題も回避できます
説明図に従ってサイドフレームと寝床を本締め
した後では、結局柵は入らなくなってしまう
以上、「ロフトベッドの組み立て終了」についてでした。ロフトベッドの組み立て方法について、ここまで長い説明にお付き合いいただきまして、誠にありがとうございます。説明自体は長かったのですが、組み立て作業自体はとても単純だったと思います。まずサイドフレームを組み立て、寝床を取り付け、転落防止のサイドガードを付けて、最後に筋交いを締めて完成。組み立て説明図でも、主要作業はたった4コマだけです。他のスチール製ロフトベッドを購入した人ならサイドフレームの組み立てがないので、3コマで終わるかもしれません。
このように、ロフトベッドの組み立て自体はとても単純で簡単です。そして組み立ての注意点や作業方法についても、もう十分におわかりいただけたかと思います。どうですか? ロフトベッドの組み立てに不安はなくなったでしょうか? 今回の説明が、みなさんの安全なロフトベッド組み立てに役立てば、とても嬉しく思います。
さて次は、これまで説明しなかったロフトベッド組み立ての細かな部分について、追加で説明したいと思います。知らなくても困りませんが、知っていれば便利な小技もあるので、もしよろしければご覧ください。