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今回はマットレスの寝心地を比較のレビューするということで、敷き布団とあわせていろいろと寝比べてみましたが、最後にそれぞれのマットレスにはどのような人が向いているのか、コメントしたいと思います。
まずポケットコイルマットレスですが、敷き布団のような硬い寝心地は嫌で、体圧の掛かる部分はちゃんと沈む柔らかさが欲しい、でも腰が沈みすぎないように下から支える反発力も欲しい、そんな人に向いたマットレスといえます。もしポケットコイルでも腰が沈む人には、ボンネルが向いているでしょう。
逆に体が深く沈む寝心地が好みで、反発力で体を支えられるのが苦手、できるだけ反発力や圧迫感がなく、体のラインに沿って自然な姿勢で寝ることの出来るマットレスが好みの人は、低反発マットレスが良いでしょう。
ウレタンマットレスは、深く沈む柔らかい寝心地が好みだけど、低反発では腰が沈みすぎて寝姿勢が悪くなってしまうので、少しだけ腰を支えてくれる反発力も欲しいという人に向いたマットレスになっています。
上記三点は体圧分散に向いたマットレスですが、とにかく寝心地は硬く体圧分散なんて必要ないという人には、パームマットレスが向いています。また敷き布団を畳の上に敷いた寝心地が好みの人には、敷き布団の下にパームマットレスを組み合わせて利用すれば、お好みの寝心地になりますよ。
以上が、今回各寝具を寝比べてみた感想です。このように文章にすると各マットレスの違いもよく分かるのですが、でも実際に寝てみるとどのマットレスも自分の体に馴染んでいるように感じてしまい、一枚を選ぶのがとても難しいと思います。各マットレスを細かく寝比べることが出来ればいいのですが、普通は一度に何枚も購入して寝比べるなんてことは出来ませんからね。
家具屋さんでマットレスを選ぶ場合は、どのマットレスも自分の体に合うように感じてしまい違いがよく分からないと思いますが、あせらずにじっくり時間を掛けて、納得できる一枚を探し出せるまで寝比べて選びましょう。通信販売で購入する場合は比較が出来ないので、まずは自分に合うと思う寝具を選んで購入します。そしてその寝具をじっくりと使い込み、もし不満点が見つかれば、その不満を解消できる寝具に思い切って買い替えてしまいましょう。
最初に購入した寝具が体にピッタリと合えばいいのですが、もし不満点があるなら、最初に購入した一枚を比較対象としてより良い寝具に買い換えれば、通信販売でも自分の体に合う寝具を見つけることが出来るようになります。でもこの方法は二度・三度と買い替えを繰り返さないといけないかもしれませんし、お金も掛かるので、正直あまりお勧めできる方法ではありません。
やはり時間は掛かりますが、地道に展示の出ているお店を探して、たくさん試し寝を繰り返して自分に合う一枚を探し出すのが、理想の睡眠環境を手に入れる早道ではないでしょうか。通信販売で購入する時はもちろん、試し寝をしながら商品を選ぶ際にも今回の比較レビューは参考になると思いますので、ぜひ皆さんのお買い物に役立てていただけたらと思います。
以上、「マットレスの比較」についてでした。今回のレビューはあくまで管理人個人の感想なので、万人に向いた評価ではありません。ですので文章を鵜呑みにするのではなく、皆さん自身に置き換えて体に合う・合わないを考えながら読んでいただければと思います。
また敷き布団にしろマットレスにしろ、耐用年数というものがあります。使っていくうちにヘタりを起こし、反発力やボリュームが下がっていきます。寝心地が悪くなり体に疲れが溜まるのはもちろんですが、一番恐ろしいのはその状態に体が慣れてしまって、体に疲れが溜まることにも気がつかなくなってしまうことです。
自分の体に合う寝具を見つけても、永久に使い続けられるわけではありません。快適な睡眠環境を維持するためにも、変な寝姿勢の癖をつけて体を壊してしまわないためにも、寝具は定期的に新しいものと交換するようにしましょう。皆さんが今使っている寝具は、まだ大丈夫ですか?