マットレスの違いが分かれば次は商品選びなのですが、マットレスの選び方にはベッドの選び方とは大きく違う点があります。それはベッドが部屋のインテリアの一部としてデザインが重視される一方で、マットレスは見た目を一切気にしない実用重視の選び方になる点です。特にマットレスは各個人の好みや体質で評価が大きく変わるので、実際に試し寝をして自分の判断で選ぶことが重要となります。
ではどのお店に行けばマットレスの試し寝ができるのか、試し寝にはどのような点に気をつければよいのか、また試し寝の出来ないお店で購入するときの注意点は何かなどについて紹介したいと思います。
まず最初に紹介するマットレスを購入できるお店は、インテリアショップ・家具屋さんです。ロフトベッドや二段ベッドを購入するときがそうであるように、やはり気軽に立ち寄ることの出来る品揃えの良いお店となると、家具屋さんをおいて他にありません。
そんな家具屋さんの特徴は、なんと言っても品揃えと試し寝できる種類の豊富さです。小さなお店だと品揃えや展示も限られますが、大型店であればすべての種類のマットレスがそろっていますし、それらのマットレスに実際に試し寝することが可能なのも展示の多い家具屋さんならではです。
では家具屋さんでマットレスを選ぶときの注意点ですが、やはり基本は実際にマットレスの上に寝転がって寝心地やフィット感を試すことです。種類が違うとどのように寝心地が変わるのか、また同じ種類のマットレスでもどれくらいの硬さや反発力が体に合っているのかなど、とにかくたくさんのマットレスに寝転がって自分の体に合うマットレスを探すことが大切です。
ただし、品揃えと展示の豊富な家具屋さんにも、欠点があります。それは「薄型」マットレスの数が少ないこと。たしかに大型店にはたくさんの展示が出ていますが、そのほとんどは通常のベッドに使用する「分厚い」マットレス。ロフトベッドや二段ベッドに使用できる「薄型」のマットレスは、実は数えるほどしか展示されていません。お店によっては展示のない種類もあるので、すべての種類を試し寝するのは難しいかもしれないです。
そこで重要になるのが、たくさんのお店を回ること。一つの店舗で見ることの出来るマットレスの種類・数が少なくても、たくさんの店を回ればそれだけ多くのマットレスを見ることが出来ます。また各店の価格の違いや在庫の有無もチェックできるし、たくさんの店員さんから話を聞くことでより詳しい商品知識を身につけることも出来るようになりますしね。
ちなみに家具屋さんで展示の多い薄型マットレスは、一番がパームマットレスです。二段ベッドや介護ベッドのコーナーに、複数展示されていることが多いです。次が低反発マットレスですが、こちらは通常のベッドコーナーと介護ベッドコーナーに少数展示されています。その次はスプリングマットレスですが、ボンネルとポケットコイルの両方の薄型マットレスを展示しているお店は少ないかもしれません。厚いタイプはたくさん展示があるのに・・・・・・。
次はウレタンマットレス。ウレタンの場合在庫は多いのですが、どれも袋に入った状態で棚に陳列されていて、実際に寝心地を試すことは出来ません。でも良心的なお店だと見本が出ていて、寝心地を試すことが出来るようになっています。一番最後は、高反発マットレス。新しい商品のため展示の出ているお店は少ないですが、探せば見つかるのでがんばりましょう。
以上のように、大型の家具屋さんではたくさんのマットレスの展示を見たり試し寝をすることが出来ますが、一つの店舗で扱っている薄型マットレスの種類や数は決して多くありません。そのため商品を選ぼうとすると、複数の店舗を回ってたくさんの商品を見る必要があります。ですが実際に試寝をして選ぶ方法としては、多くの家具屋さんを回るこの方法がもっとも確実です。
普段家具屋さんに行き慣れていない人は、近所のどこに家具屋さんがあるのか知らないと思います。例えば花屋さんやコインランドリー、スポーツ店がどこにあるか思い出せるかと聞かれると、意外と思い出せないのと同じです。そこでまずはインターネットや新聞の折り込みチラシをチェックして、近所の大型家具屋さんを探すところから始めましょう。注意して探してみれば、意外と知らないお店って近くにあるものですよ。後はお店で試し寝です!
意外と取扱店の多いパームマットレス
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人気の低反発も取扱店が多いです
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薄型のコイルマットレスは展示が少ない
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今では高反発も取扱店が増えました
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