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すべてのマットレスと敷き布団のレビューは終了しましたが、おまけにせんべい布団と4cm厚のウレタンマットレスを組み合わせた寝心地についてレビューしたいと思います。どちらもメッシュ床板に単独で使用すると、ひどい寝心地になる危険な敷き布団+マットレスですが、二枚を同時に使えば意外と普通の寝心地になるのではないかと思い、試してみることにしました。
それではせんべい布団の下に4cm厚のウレタンマットレスを敷いて寝てみた感想ですが、普通に敷き布団で寝るのと変わらない寝心地でした。メッシュの凹凸はもちろん、金属パイプの硬さもまったく気になりません。寝心地は相変わらず硬めですが、ウレタンがクッションになっているので腰が浮く硬さは緩和され、普通の敷き布団と変わらない寝心地で寝ることが出来ます。
新しい敷き布団でさえ一枚だとパイプとメッシュの凹凸が気になりましたから、せんべい布団+マットレスの組み合わせはそれ以上の寝心地といえます。もしメッシュ床板のロフトベッドや二段ベッドで、どうしても敷き布団を使って寝たいという人は、4cm厚以上のマットレスと組み合わせて使えば、メッシュ床板でも十分に敷き布団を使って寝ることが出来るでしょう。
また敷き布団の下に敷くマットレスの種類や硬さを変えることで、敷き布団の寝心地を調節することも出来ることが分かります。今回は110ニュートンの少し硬めなマットレスを使いましたが、より低いニュートンのマットレスを使えばもっと柔らかい寝心地になるでしょうし、逆にパームマットレスを使えばより硬い寝心地に変えることも出来るでしょう。
敷き布団とマットレスの組み合わせは、メッシュ床板で敷き布団を使うには良い方法ですが、ひとつ注意点があります。それは敷き布団の下にマットレスを敷いてしまうと、せっかくのメッシュの通気性の良さをなくしてしまうという点です。下がメッシュだからこそ、敷き布団も大量の汗を吸い込んでも放湿出来ますが、マットレスで塞がれると放湿出来なくなってしまいます。
ですのでマットレスを敷き布団の下に敷いて使う場合は、必ず小まめに天日干しを行って、敷き布団の吸い込んだ水分を放湿するようにしてください。すのこや一枚板の床板で敷き布団を使う場合もそうですが、通気性の悪い場所に敷き布団を敷いたままにしていると、すぐにカビは広がりますからね。これだけは注意しておいてください。
例の寝心地がひどいせんべい布団
一枚ではメッシュ床板に使えないウレタン