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見た目で分かる違いが分かったところで、次は見た目では分かりにくい特殊な機能について説明を行います。これから説明する機能は、システムベッドの基本的な性能や毎日の使い勝手とはあまり関係はありませんが、システムベッドを長く使う上で重要になってくる機能ばかりなので、必要な機能とそうでない機能をしっかりと見極め、後悔のないシステムベッド選びをしましょう。
また、先ほどと同じように各説明に関係した写真とリンクを、右側に用意しています。より詳しい特徴について知りたい方は、右写真のリンクから実物商品の説明を見ることが出来るので、参考にしてくださいね。
それでは、機能の説明をご覧ください。
1.エコ塗装(有害物質を含んでいるかどうか)
多くの木製家具は、塗料や接着剤・防腐剤の中に有害な化学物質がごく微量含まれています。この有害物質を極力少なくしたのが、エコ塗装やエコ仕様など、「エコ」という文字の付いた商品です。有害物質の少ない塗料や自然塗料を使用して、抵抗力の低い子供にも優しい家具になっています。
エコ塗装のシステムベッドでないからといって、必ずしも健康被害が出るわけではありませんが、一日の中でもっとも長い時間を過ごす睡眠場所ですから、体に悪い成分は極力入っていて欲しくないですよね。価格は高くなりますが、アレルギー体質のお子さんなどにはエコ塗装のシステムベッドがお勧めです。
2.シングルベッド利用(分解して、シングルベッドとして利用できるか)
子供も大きくなると、普通のシングルベッドで眠りたいと言い出すかもしれません。システムベッドは子供っぽく見えますし、逆にシングルベッドのある生活がドラマや友達の影響で大人っぽく見えて憧れたりしますからね。
そうなると新しいベッドに買い換える必要が出てきますが、ベッドと机が一体のシステムベッドの場合、机も一緒に買い直す必要が出てきます。正直、もう一台システムベッドを購入するのと変わらない費用が掛かります。
でもこんなとき、システムベッドを分解してシングルベッドとして利用できれば、新たにベッドを買いなおす(古いシステムベッドを処分する)必要が無く、経済的で効率的だと思いませんか? 実はそんなシステムベッドがあるのです。
背の高い・低い両方のシステムベッドに、分解してシングルベッドとして利用できるシステムベッドがあります。子供も大きくなれば、いつまでもシステムベッドという訳にはいきません。でも分解してシングルベッドとして利用できれば、社会人になってもずっとベッドも机も続けて利用することが出来ますよ。
3.柵の取り外し(システムベッドの柵が取り外しできるかどうか)
これはシングルベッド利用時のみの条件ですが、ベッドサイドにある柵を取り外せるかどうかで、ベッドの快適性が大きく違ってきます。柵がなければベッドに腰をかけたり、気軽に寝転んだりすることが出来ますし、朝ベッドから出るときも柵をまたがなくていいので楽に起きることが出来ます。
またデザインにおいても、柵のあるなしは大きな違いとなります。シングルベッドで利用するとき、遊びに来た友達に柵の付いたベッドを見られると、高校生にもなって柵の付いたベッドで寝てるのかと、ちょっと恥ずかしい思いをしますし、大きなベビーベッドみたいでデザインも悪すぎます。
もしシングルベッドでの利用を前提とするなら、柵の取り外しが出来るシステムベッドを選ぶことを強くお勧めします。
4.ミドルベッドとして利用できる(背の高いシステムベッドのみ)
先ほどはベッドを分解して、シングルベッドとして利用できるシステムベッドを紹介しましたが、背の高いシステムベッドの中には上部のベッドを下部の机から切り離して、ミドルベッドとして使えるシステムベッドもあります。
面(パネル)構造と呼ばれる木の板を組み合わせた造りのシステムベッドの多くは、二段ベッドのように上段と下段が分かれるようになっています。システムベッドの場合は下段が机なので、ベッドと机に分かれる訳ですね。
こうして分離されたベッドと机は、腰の高さまであるミドルベッドと、幅が2mの広い机として別々に使えるようになります。ただ、ミドルベッドに上がるためのハシゴはなく、机も一人で使うには広すぎるため、あまり実用的とはいえません。まあ、このような機能もあるという程度に覚えておいて下さい。
5.全部入りシステムベッド
システムベッド選びでは、背の高いシステムベッドにするか、それとも背の低いシステムベッドにするかは重要な選択になりますが、その両方として使えるシステムベッドも実はあります。それだけではなくシングルベッドとしても使えるし、もちろん柵の取り外しも出来、そのうえ有害物質を含まない塗料や接着剤で造られているなど、およそ考えられるすべての要素が組み込まれたシステムベッドです。
ただしこうしたベッドは高額になりますので、お子さんが途中で違うベッドが欲しいと言い出しても、元の価格を考えるとなかなか買い換え出来ませんので、ベッドを選ぶ際はお子さんとも良く相談して長く使えるベッドを探すようにしましょう。
以上、システムベッドの機能についてでした。今回説明した機能は、システムベッドを使う上で重要になる機能ではありませんが、長く使っていく上で知っておいた方がいい機能ではないかと思います。
子供が大きくなって変わっていくように、家族環境や住環境もいつまでも同じとは限りません。システムベッドは10年以上使える家具なので、購入するときには10年先を見据えた選択をするように心掛けましょう。
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