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暖かい空気は上昇するので、天井に近いロフトベッドは夏暑く、冬は暖かいといわれます。でも人によって夏はそれほど暑くないとか、逆に冬は寒いという人も。どうして人によって意見が違うのかというと、実はロフトベッドが暑い・寒いというのは、住宅の構造に大きく依存しているからです。
まず気密・断熱が不十分な家は、夏暑く、冬は寒いです。なぜかというと、夏は熱せられた空気が屋根裏に籠り、その熱が天井から部屋へと伝わるからです。天井に近いロフトベッドの暑さは、一晩中エアコンをつけていないと眠れないほどです。また冬には気密の悪さから、隙間風で部屋温度はとても下がります。寝床下が空洞のロフトベッドは特に寒く、保温性の高いマットレスか、電気毛布やエアコンがないと寒くて眠れないほどです。
ですが、最新の高気密・高断熱の家なら、屋根裏の温度と室内温度はほぼ同じなので、天井からの熱で暑くなることはありません。また冬も気密性の高さから室内温度の低下は最小限に抑えられるので、寝床の下が空洞でも寒さは最小限に抑えられます。性能によって多少の違いはありますが、ロフトベッドは夏暑くて眠れないとか、冬は寒すぎるということはほとんどないでしょう。
このように住宅の構造で、ロフトベッドの快適性は大きく違ってきます。実は管理人が実家に住んでいた頃も、屋根裏にこもった熱のせいで、夏はロフトベッドで寝られませんでした。また冬は外気温と同じまで部屋温度が下がるので、電気毛布が必須でした。もし皆さんの住まいが高気密・高断熱でない場合は、夏暑くて冬は寒いという欠点を覚悟しておいた方がいいでしょう。
まるでロフトベッドの存在意義を否定するかのような言葉ですが、まあ事実なので仕方がありません。身も蓋もない言い方で申し訳ありませんが、そのままズバリ「上り下りが面倒くさい」です。特にこれまで普通のベッドを使っていた人は、以前のベッドと比較して欠点・デメリットと感じることが多いようです。
たとえば、疲れて帰ってきたときにベッドへ倒れこみたい・・・・・・と思っても出来ません。風邪を引いたので寝ようと思っても、上がるのが大変。マットレスを立て掛けようとしても、下ろすのが大変。上げるのはもっと大変。夜トイレに行くのも億劫になる。本を読みたくなっても諦めてしまう、などなど。
普通のベッドでは何でもなかったことが、ロフトベッドだと急に面倒になるのですよね。でも普通のベッドとロフトベッドは、同じ「ベッド」と付いてもまったくの別物。それぞれに、違った長所と欠点があります。それをよく理解したうえで自分に合ったベッドを選べば、決して後悔することはないでしょう。
ついでに長所も説明しておくと、不衛生な外着のままベッドに倒れこんだり座ったりすることがなくなりますし、勉強中にちょっと休むつもりで横になったら翌朝まで寝てしまったということも防げます。急に友達が来ることになっても、ロフトベッドに物を上げてしまえば簡単に部屋を片付けられるなどなど・・・・。
ちなみ管理人は、上り下りを面倒と感じたことがありません。ソファーがあったのでベッドに倒れ込む必要がないし、風邪を引いたときはマットを床に敷いて寝てましたし、トイレや本だって寝る前に済ませておけば問題なし。マットレスの立て掛けも、毎日の布団の上げ下げを思えば何でもありません。ロフトベッドは寝る場所と割り切っていれば、上り下りも面倒ではないと思います。