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長らくお待たせいたしました、ここからはマットレスの比較レビューに入らせていただきます。まず最初に説明するのは、スプリングマットレスです。金属を使ったマットレスなので、重量は約15kg(8.5cm厚)と非常に重いです。でも毎日上げ下げしないといけない敷き布団と違うので、ベッドなら重さを心配しなくても大丈夫ですよ(逆に、ベッドだからこそ使える寝具ともいえます)。
今回用意したのはポケットコイルマットレスで、線種はSWRH72BのC種。線径は1.6mmの平行配列となります。「SWRH」は硬鋼線材を意味し、マットレスコイルはすべてこのタイプです。「72」は反発力を表し、この数値は標準的な反発力です。数字の後の「B」は耐久性で、Bが標準です。最後の「C種」は強度で、Bが普通でCは強めです。そして線径は2.0mmが標準なので、1.6mmは少し細めで柔らかい寝心地になり、平行配列も柔らかめの寝心地です。
以上のことから、今回用意したマットレスは少し柔らかめの寝心地ですが、反発力はごく普通のマットレスということになります。それでは実際に横になった感想ですが、確かにスプリングは柔らかく、ひじやひざで体重をかけると深く沈みますが、体全体を寝かせると反発力があるのでしっかりと体を支えてくれます。そのため、スプリングの柔らかさはまったく気になりません。
また体の沈み込みが絶妙のバランスで、肩やお尻の体圧がかかる場所は柔らかく沈みますが、反発力があるので深く沈みすぎることはありません。敷き布団では腰が浮く硬さでしたが、このマットレスではしっかりと腰のくびれまで支えてくれます。硬くもなく柔らかくもなく体圧分散がしっかりと出来て、体のラインに沿って自然な寝姿勢を保つことの出来る優れた寝心地です。
管理人は横向きに寝ることも多いのですが、スプリングが柔らかく沈んでくれるので、横向きに寝ていても肩が痛くなりません。敷き布団では体を横に向けるだけで痛くなりましたが、そんなことはまったくないです。もちろんメッシュの凹凸やパイプの硬さも感じませんし、寒さもまったく気になりません。敷き布団で感じた欠点が、スプリングマットレスではまったくありません。
今回購入したマットレスは管理人の体にピッタリと合っていたようで、まったく欠点が見当たりませんでした。スプリングマットレスは比較的万人向けに作られているので、よほど自分の体重に合わないマットレスを選ばない限りは失敗も少ないと思います。重たいので高い場所に上げるのが大変ですが、その苦労をするだけの価値があるマットレスだと思います。
もし強いてスプリングマットレスの欠点を上げるとすれば、重量でしょうか。金属で出来たスプリングを使っているので、他のマットレスと比較すると圧倒的な重さです。このマットレスをロフトベッドや二段ベッドで使用すると、耐荷重がそれだけ減ってしまうことになります。もし耐荷重80kgのロフトベッドに使えば、体重65kg以上の人はベッドを使えなくなるので注意してください。
なお、スプリングマットレスにはもう一種類、ボンネルコイルマットレスがあります。家具店で試し寝をしてみましたが、ポケットコイルより反発力が強く、沈み込みもあまりありませんでした。硬い寝心地が好きな管理人には好印象でしたが、体圧分散を期待する人には不向きでしょう。ポケットコイルより沈み込みの少ない、硬めの寝心地を求める方に向いたマットレスです。
ちなみに管理人は、身長169cmに体重は56kg、痩せてもなく太ってもなく、脂肪もありませんが筋肉もない、少し運動不足ぎみの体質です。寝心地は硬めが好みで、腰が沈む寝姿勢はあまり好きではありません(少し沈む程度が好き)。マットレスを購入する際には、管理人の体質や好みと皆さんの体質や好みを比較し、自分に合うマットレスを選ぶ参考にしてください。
今回使用したポケットコイルマットレス
線種は細いですが、反発力は十分
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